不動産営業マン専用SNS「不動産人」を利用してみた。36歳営業マンのリアルレビュー

はじめに:不動産業界は人脈がない人間は生き残れない

AIをはじめIT技術の進化によって、いずれオフィスに通勤しなくても仕事が回る時代がやってくるだろう。そんな時代に技術職ではない、私たち営業マンの武器となり、さらに将来に繋がる財産といえるのは「人脈」である。不動産業界で成果を上げていくためにはエンドユーザーとのつながりだけではなく、プロ同士の繋がりが非常に重要だ。人脈づくりに苦手意識を持っている人間は不動産業界には不向きだと断言できるだろう。

人脈づくりにマニュアルはなく、終わりもない。勉強会や異業種交換会に積極的に参加することも良いだろうし、電話営業や飛び込み営業に徹してメンタルを鍛えるのも良いだろう。しかし、老若男女問わずFacebookやTwitterをはじめとした多くのSNSに慣れ親しんでいる人間が多い今、もっと効率的に人脈を広げる方法はないだろうか?

不動産営業マン専用のSNS「不動産人」とは

「不動産人(ふどうさんびと)」というSNSがある。

「不動産のプロとプロ同士の人脈づくり」をサポートしてくれるというソーシャル・ネットワーキング・サービスだ。

SNSとはいってもチャットなどの仮想空間でやり取りをするのではなく、実際に会い商談ができることを目的としているので、ハイブリッド型のSNSといえるだろうか。

またユーザーは宅建業者に限定しており、プロフィールの信用度が高いため、誰でも利用できるFacebookなどと違い、価値の高い人脈を築くことが期待できるだろう。

「不動産人」の主な機能

営業マップ

会員となっている営業マンをマップから検索できるので、自分の担当エリアや出張先などで繋がれる最寄りの不動産会社・営業マンを探すことができる。

詳細プロフィール

経歴・資格・注力物件・エリア・過去の取引実績など多くの情報を登録・閲覧できる。自身のプロフィールを充実させることで、SNS上で営業できる場となる。

プロ向けの物件情報

全ての会員が無制限に物件情報を閲覧・掲載できる。

商談申し込み

サイト上から商談申し込みが可能。お互いに詳細プロフィールを事前に確認できるので飛び込み営業と比べて相手が受け入れてくれる確率は高くなる。

「不動産人」のプラン

不動産人のプランは3つ。

スタンダードプラン 月額1,980円(税別)    商談申し込み件数:10件

ビジネスプラン             月額2,980円(税別)        商談申し込み件数:20件

プレミアムプラン        月額5,480円(税別)        商談申し込み件数:無制限

いずれのプランも7日間の無料期間を設けてくれている。また自身が物件情報を掲載する場合の制限はない。

支払い方法はクレジットカードのみとなるので注意。初回の決済は7日間の無料期間終了後となるので、ひとまずどんなSNSか閲覧してみたい、という場合も気軽に登録可能だ。

また、会員登録をするためには宅建免許を持っている会社に属している必要がある。(社員、役員、代表者等)。自身が宅地建物取引士である必要はない。

宅建業者に属していれば保有資格や業界経験も関係なく利用できるので、新卒者や未経験転職者でもアピール次第で有効活用できる

「不動産人」に登録してみる

以下、実際に登録した状況を可能な範囲でレポートしてみる。

(個人情報が含まれる情報・画面は割愛しています)

不動産人のトップページ

私の場合は1,980円のビジネスプランを選択。

基本情報を入力し、支払い方法の登録。

クレジットカードの登録は決済代行会社になっており、セキュリティ体制は厳重のようだ。

カード番号を入力して認証が完了すると、アカウント登録完了となった。

ここまで所要時間は2分程度

初感はシンプルでわかりやすいプラットフォームで非常に使いやすかった。

登録が完了後は完了通知のメールから再ログインを行い、プロフィールの編集を行う。

編集項目は次のようなものがあった。

プロフィールでSNS上の営業を行うということだけあって、項目数は多い。

全てを細かく記入する必要はないが、

基本情報、所属会社、保有資格、業界歴など入力必須の項目もいくつかある。

(所属会社と宅建業免許番号の入力欄)

顔写真も複数枚登録可能。

プロフィールの必須項目をすべて入力するまではマイページへ移動することができない仕様になっている。(宅建業免許番号が必須のためだと思われる)

 

▲プロフィール登録完了後のマイページトップの画面

繋がった人脈の人数がカウントされる仕組みになっていた

トップページからは商談の申し込みやお気に入り登録した営業マンや物件を確認することができる。

私が登録した時点での会員人数は1,586人だった。この人数が多いか少ないかは判断できかねるが、ざっとマップから検索してみたところでは、営業マン・物件情報ともに主に首都圏で登録されている情報が多いようだ。

また、登録者は20代から60代までと幅広く経験や経歴も様々。

個人情報となるためマイページ以降の画面を掲載することはできないが、ほとんどのユーザーが顔写真をアップし詳細なプロフィールをのせており、信頼度が高いSNSと感じた。FacebookやTwitterのような匿名性の高いサービスではネット上のトラブルがつきないが、その点このSNSは全く心配ないだろう。

残念ながら今回、私の担当エリアではすぐに有益な情報を見つけることができなかったが、今後普及率が上がることは予想できるし、自身のプロフィールを充実させておくことで相手から商談を持ちかけられることも期待できるので、このままプランを継続して利用してみることにした。

「不動産人」の評判

利用するにあたって口コミがどこかに掲載されていないかひととおり調べてみたが、Facebook、Twitter、Instagram、ブログなどでは確認できなかった。ビジネス専用、かつ会員制のSNSということもありプライベートな場では発信されない内容だからだろう。(ネットリテラシーが高い人々が利用しているともいえる)実際にビジネスに活用できるかどうかはユーザー次第でもあるので、気になる機能があればまずは登録してみることをおすすめする。

「不動産人」のアプリはある?

不動産人はwebページ上で利用できるが、現在のところアプリの配信はされていない

スマホから利用する場合はホーム画面に追加を行っておくとアプリのようにアクセスでき、利便性が向上するのでこの設定をしておくことをおススメします。

▲ iPhoneの場合のホーム画面追加方法

「不動産人」への改善リクエスト

2週間利用してみての感想としては、サービス内容や機能、コストについては概ね満足している。不動産業者専門のSNSというサービスは他にないものであるし、今後さらに発展していく可能性が感じられた。

運営者側にリクエストを挙げるとすれば次の2点。

・アプリの配信

現行のままでもシンプルで充分使いやすいが、スマホの通知機能に対応できるアプリが配信されればより便利になるだろう。

・コミュニティやメッセージなどSNS機能を充実させて欲しい

現状ではマップで担当者を探す→プロフィールを確認する→商談を申し込むという利用方法だが、せっかくプロフィールを充実させても商談の条件に合わなければ繋がるきっかけを得られないというのは少しさみしいものがある。出会いを求める場ではないので線引きが難しいとは思うが、mixiのようなコミュニティや、FacebookやTwitterのような自身の投稿や呟きなどが更新できればより良いかもしれない。Facebookとの連携なども選択できれば良いのではないかと感じた。

「不動産人」はどんな人におすすめか

不動産人に登録しているのは主に大手不動産会社(仲介専門)・独立系不動産会社(仲介専門・買取専門)、マンションデベロッパー、ビルダー、コンサル系不動産会社、建物管理会社などに努めている営業マンだ。(賃貸専門の業者でも登録は可能だが、活用できる場は少ないかと思われる)

特にこのような目的の人には利用をおすすめしたい。

隙間時間を使って無駄を削減し、効率よく人脈をつくりたい
交流会などに費やすコストを削減したい
地域や世代を超えた人脈をつくりたい
人脈づくりに対するストレスを減らし苦手意識を変えたい
 
業者会で大量に名刺交換をしたり、自分の仕事とマッチングしていない相手とどれだけ情報交換をしても成果にはつながらないだろう。
その点、効率化を図るといった意味では、この先必ず必要になってくるSNSだろうと感じた。
 
少しでも気になった項目があれば、まずは無料期間を利用して判断することをおススメする。
 
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